探偵コラム

浮気調査

2025.12.5 2025.12.5

PayPay不倫とは・浮気相手との連絡手段の現状を現役探偵が解説

この記事の要点

  • 「PayPay不倫」というワードは、某探偵事務所が公表した「令和の不倫」に関する実態調査がきっかけで注目を集めた
  • この調査では、不倫相手との連絡手段として全体の2.1%が「決済アプリのメッセージ機能(PayPayなど)」を利用していると回答
  • 不倫カップルがPayPayを連絡手段として選ぶ理由は、パートナーに怪しまれずに不倫相手と連絡を取り合うため
  • PayPay以外で不倫カップルが連絡手段として利用する主なツールとして、SNSのダイレクトメッセージ(DM)、ビジネス用のチャットツール(Chatwork、Slackなど)、Discord(ディスコード)などが挙げられる
  • PayPayなどで連絡を取る不倫カップルの傾向として、既に深い関係性にあること、ダブル不倫の確率が高いこと、不倫常習犯も多いことが挙げられる
  • パートナーのスマホで浮気相手とのやりとりを見つけた場合は、自分のスマホで撮影して証拠を確保し、警戒されないために気づかないフリを徹底することが重要

「PayPay不倫」というワードが今ネット上でひそかに注目を集めています。このワードが注目されたきっかけは、某探偵事務所が公表した「令和の不倫」に関する実態調査です。この調査では、登録者7,000万人超を誇る国内最大のキャッシュレス決済サービスであるPayPayが、本来の目的を離れて不倫カップルの連絡ツールとして悪用されている実態が明らかになりました。なぜ決済アプリが不倫相手と連絡をとるためのツールとして利用されるようになったのでしょうか。

この記事では、数多くの浮気調査を経験してきた探偵歴25年以上の私が、PayPay不倫の概要や、浮気相手との連絡手段の現状などについて解説します。

PayPay不倫とは

2025年10月に、某探偵事務所が、配偶者以外に交際相手がいる全国の既婚者240人を対象に実施した「令和の不倫」に関する実態調査によると、「不倫相手との連絡手段」は、「LINE」(42.9%)が主流でした。しかし、全体の2.1%は「決済アプリのメッセージ機能(PayPayなど)」を利用していると回答しました。これが、「PayPay不倫」と呼ばれる手口です。

不倫カップルがPayPayを連絡手段として選ぶ理由

不倫カップルがPayPayを連絡手段として選ぶ理由は、パートナーに怪しまれずに不倫相手と連絡を取り合えるからです。上記の調査でも「配偶者にバレにくいと思ったから」「通知が来ても怪しまれにくいから」などという回答がありました。決済アプリは、お金のやり取りのためのツールなので、通知が届いたのを配偶者に見られても「何か決済の連絡かな」「割り勘の送金かな」などとスルーされやすいのです。
近年、不倫の多くはLINEでのやりとりから発覚しています。世間を騒がせた芸能人の不倫スキャンダルでも、LINEのスクリーンショットが動かぬ証拠として公開されたことが多々あります。 スマホに顔認証や指紋認証を設定していても、パートナーから「やましいことがないならLINEを見せてよ」と言われたら、拒否することは困難です。このようなリスクを避けようとする不倫カップルは、パートナーに警戒されずに連絡を取り合うことができるツールとしてPayPayのメッセージ機能を利用しているというわけです。

PayPay以外で不倫カップルが利用するツール

配偶者に気づかれずに不倫相手と連絡を取るために利用されているツールはPayPayだけではありません。PayPay以外で不倫カップルが連絡手段として利用する主なツールを紹介します。

SNSのダイレクトメッセージ(DM)

InstagramやX(旧:Twitter)などのSNSのダイレクトメッセージ(DM)機能は、不倫カップルにとって非常に便利なツールです。SNSは「友達とのカジュアルなやり取り」という認識が強く、プライベートな連絡ツールとして認識されにくいという特徴があります。特にInstagramは、写真や動画の共有が主目的であるため、DMで頻繁にメッセージ交換が行われていることに配偶者が気づきにくい傾向があります。また、一部のSNSでは、一定時間後にメッセージが自動的に消える機能を利用できるため、証拠を残さずに連絡を取り合うことが可能です。これにより、万が一スマホをチェックされた場合でも、不都合なメッセージ履歴が残っていない状態を保てるため、警戒心が高い不倫カップルに多用されています。

ビジネス用のチャットツール

ビジネス用途で開発されたコミュニケーションツールも、不倫相手との連絡手段として悪用されるケースが増えています。代表的なものとして、Chatwork、Microsoft Teams、Slackなどが挙げられます。これらのツールは、会社員や公務員が業務用として利用していることが多いため、不倫をしている人にとってはパートナーに見られる可能性が低いというメリットがあります。また、スマホにこれらのアプリの通知が届いたのをパートナーに見られたとしても「仕事のトラブルの連絡だ」などと言い訳がしやすいです。
これらのツールはPCでも利用できるため、自宅でスマホから離れていても、配偶者の目を盗んで連絡を取りやすいという側面もあります。

ゲーマー向けのコミュニケーションツール

ゲーマー向けのコミュニケーションツールを連絡手段に使う不倫カップルも存在します。例えば、Discord(ディスコード)は、主にゲーマー間のコミュニケーションを目的として開発されたボイス・テキストチャットツールですが、近年、不倫の連絡手段として利用されるケースがあります。
Discordの特徴は、ゲームをしない層には認知度が低いということです。Discordの通知が来ても、「何かのゲームの通知だろう」と軽く見過ごされやすいです。また、このアプリ内では、ユーザー名やアイコンを自由に変更できるため、完全に匿名化して不倫相手と連絡を取り合うことが容易です。

PayPayなどで連絡を取る不倫カップルの傾向

LINEなどの一般的な連絡ツールを避け、決済アプリやビジネスチャットで連絡を取り合う不倫カップルには、以下のような傾向があります。

既に深い関係性にある

PayPayなどの決済アプリやビジネスチャットなどを連絡手段として利用しているカップルは、不倫関係が始まったばかりの段階ではなく、既に肉体関係や感情的な結びつきが深まっている場合が多いです。関係が始まったばかりの頃はLINEで連絡を取り合っていても、関係が深まるにつれて「絶対にバレてはいけない」という意識が強くなり、どちらかの提案でPayPayなどの決済アプリやビジネスチャットを利用するようになるケースも少なくありません。

ダブル不倫の確率が高い

双方が既婚者であるダブル不倫の場合、最初から決済アプリやビジネスチャットなどを連絡手段として用いるケースも多いです。ダブル不倫のカップルは、お互いの配偶者に気づかれたときのリスクを認識しています。お互いが家庭崩壊のリスクを抑えて不倫関係を楽しみたいと考えているので、連絡手段の秘匿性を重視するのです。

不倫常習犯も多い

秘匿性の高いツールで連絡を取り合う不倫カップルの中には、不倫常習犯も多いです。過去にLINEなどの一般的な連絡手段が原因で不倫が発覚し、パートナーとの間でトラブルを経験したことがある人は、同じ失敗を繰り返さないために、連絡手段を慎重に選びます。 不倫常習犯は警戒心が強く、会う場所や時間帯、支払い方法に至るまで、細心の注意を払って行動する傾向もあります。

パートナーのスマホで浮気相手とのやりとりを見つけた場合の対処法

パートナーのスマホで、浮気相手とのやりとりを見つけた場合は慎重に対処することが大切です。具体的な対処法について説明します。

自分のスマホで撮影して証拠を確保

まずは証拠を確保するために、自分のスマホを使って、不倫相手とのやり取りが確認できる画面を撮影してください。撮影のポイントは以下のとおりです。

  • 画面全体を映す:メッセージの内容だけではなく、やり取りが行われているアプリ名(例:PayPay、Chatworkなど)、日時、不倫相手の名前やアイコンなど、状況を特定できる要素をできる限り画面に収めてください
  • 動画でスクロール撮影:メッセージのやり取りが長く、一枚の写真に収まらない場合は、上から下までゆっくりとスクロールさせながら動画で撮影し、全容を記録してください

気づかないフリを徹底する

証拠を確保した後も、配偶者に警戒されないように、気づかないフリを徹底することが重要です。配偶者が警戒心を抱くと、以下の行動をとる可能性があります。

  • 連絡ツールの変更:PayPayなどのアプリから、さらに別の秘匿性の高いアプリなどに連絡手段を切り替える
  • 証拠の隠滅:メッセージ履歴を定期的に削除するなど、積極的な隠滅行為を行う
  • 行動の慎重化:会う頻度を減らす、自宅からの外出時に細心の注意を払う

上記のような行動により、新たな証拠を掴むことが困難になる可能性があるので、気づかないふりを徹底してください。

PayPay不倫等に関するよくある質問

最後にPayPay不倫等に関するよくある質問に回答します。

PayPay のチャット機能はどこにありますか?

PayPayのチャット機能は、メイン画面から「送る」をタップし、連絡先から特定のユーザーを選択すると表示されます。過去の履歴は「送る」をタップして表示される「履歴」画面から特定のユーザーを選択すると確認できます。

PayPay のチャット履歴は削除される可能性もある?

PayPayの送金・受け取りに紐づけられたメッセージ履歴は、基本的には利用者が個別に削除することはできません。この点が、不倫カップルにとって大きなリスクとなります。LINEのようにメッセージを削除しても、送金や受け取りの履歴自体はPayPayのサーバー上に残り続けるため、その履歴に紐づいたメッセージも原則として消えません。ただし、システム上の仕様変更があった場合や、アカウント自体を解約した場合には、履歴が消える可能性はあります。

PayPay のメッセージ機能では写真を送ることも可能?

PayPayのメッセージ機能はテキスト(文字)のやり取りに限定されているため、写真や動画を直接添付して送ることはできません。そのため、不倫カップルがツーショット写真や動画などを共有する際は、別のツールを利用している可能性が高いです。

パートナーが連絡している相手が誰か調べる方法は?

パートナーが連絡を取り合っている相手について詳しく調べる方法の一つは、パートナーがその相手と会う可能性が高い日に尾行することです。尾行をすれば、いつどこで誰と会って何をしているのか、自分の目で確認できます。ただし、尾行する際は、本人に気付かれないよう、服装や距離感などに細心の注意を払う必要があります。
令和3年(2021年)6月に施行された改正ストーカー規制法では、相手がいる場所に押しかけて、うろつく行為が新たな規制対象として追加されました。配偶者でも例外なく規制の対象となるので注意してください。

浮気調査のプロである探偵に依頼すれば、安全かつ確実にパートナーの不倫相手について詳しく調べることが可能です。探偵は、専門的なノウハウとスキルを持っているため、本人に気づかれず尾行と張り込みを行い、パートナーと不倫相手との行動を追跡できます。

「探偵に依頼をすると高額な費用がかかりそう」と思われるかもしれませんが、探偵に調査を依頼して客観的な証拠を入手し、不倫相手に対して慰謝料を請求すれば、浮気調査にかかった費用を上回る金額の慰謝料を受け取れる可能性もあります。

探偵に浮気調査を依頼した場合の費用相場や1日の調査にかかる平均的な費用について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

まとめ

この記事では、数多くの浮気調査を経験してきた探偵歴25年以上の私が、PayPay不倫の概要や、浮気相手との連絡手段の現状などについて解説しました。

PayPay不倫に象徴されるように、現代の不倫カップルは、LINEなどの一般的なツールを避け、配偶者に気づかれないように不倫相手と連絡を取り合っています。パートナーのスマホで不倫相手とのやりとりを発見したけれど相手が誰かわからないという場合、まずは証拠を撮影し、その後の調査はプロの探偵に任せることをおすすめします。

MJリサーチでは、「パートナーが怪しい相手と連絡を取り合っているけれど、浮気なのかわからない」などいう相談にも無料で応じており、正式に契約をするまで料金は一切かかりませんので、お気軽にご相談ください。
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※探偵に相談する際は事前予約が必要です。MJリサーチの公式サイト公式LINE公式Instagramなどからご連絡ください。

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この記事を書いた人
探偵 若梅

MJ リサーチ綜合探偵社 取締役

探偵調査員歴20年以上/常人逮捕協力、刑事事件協力、探偵相続診断士・夫婦カウンセラー
テレビ「NHK東海ドまんなか!゛頂き女子事件の深層”」、フランス公共放送「france24」出演、ラジオ、メディア取材多数


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