探偵コラム

浮気調査

2023.3.3

セックスレスからの再構築方法・浮気の可能性と探偵活用術

「旦那とセックスレス状態が続いて、夫婦関係が悪くなってしまったけれど、再構築することはできる?」
「お互い忙しくて、いつの間にかレスになっていたけれど、旦那が浮気している可能性はある?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

以前は仲良し夫婦だったのに、いつの間にかセックスレス状態になり、夫婦関係も冷めてしまったというケースは少なくありません。

今回は、セックスレス状態を放置するリスク、セックスレスと浮気の関係や探偵の活用術、セックスレスからの再構築方法、再構築後のセックスレス予防法などについて、男女コミュニケーション専門家の小室友里さんにアドバイスをいただきながら解説します。

セックスレスとは

日本性科学会が定めた定義によると、「セックスレス」とは「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上ないこと」をいいます。
セクシュアル・コンタクトには、キスや裸でのスキンシップなども含まれるので、性交自体はなくても、「セックスレス」に該当しないケースもあります。

セックスレスの原因

セックスレス状態に陥る原因は人それぞれ異なりますが、典型的な原因として、以下のものが挙げられます。

  • マンネリ化した夜の夫婦生活
  • 長年の付き合いで恋愛感情から家族愛情に変わり、パートナーとの体の関係を求める気持ちが薄れた
  • 身体の変化(ED、生理不順、体力の低下など)
  • 環境の変化(子供が生まれた、仕事が忙しくなったなど)
  • パートナーに拒否されて誘いづらくなった
  • パートナーの浮気
  • パートナーの単身赴任または別居

セックスレス状態を放置するリスク

セックスレス状態が続いても、「そのうちまた前みたいにセックスできるようになるだろう」「以前は頻繁にセックスしていたし、期間が空いても大丈夫」などと自分に言い聞かせて、しばらく様子を見ようと思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、セックスレス状態を放置するのは危険です。その理由や浮気の可能性について説明します。

気持ちのズレが生じる

体の関係が薄れていくと気持ちのズレにつながることが多いです。
セックスレスでも、お互いに不満がなく、深い信頼関係で結ばれていれば問題ないかもしれません。しかし、セックスレス状態が続き、気持ちのズレが生じてしまうと、以前のように話ができなくなり、意思疎通が取れなくなることもあります。

離婚を考えるようになる

セックスレスで夫婦の会話もほとんどない状態が続いているのに、対策をせずに放置すると、お互いに必要だと思わなくなります。
そのような状態が続くと「このまま一緒にいてもいいのだろうか?」と自問自答するようになり、なにかのきっかけで離婚を決意するケースも少なくありません。
一度、離婚を決意すると、離婚をするための準備や行動を進め始め、再構築などは一切考えなくなります。

浮気に走る

パートナーとセックスレス状態が続き、気持ちのズレが生じると、気持ちも身体も癒やしてくれる別の相手に目が行くようになります。
その様な時に異性からの誘いがあると、最初は自制心や自尊心などにより歯止めが効いても、ある一定のレベル*に達すると、心の抑えが外れて一気に浮気に走ります。
*ある一定のレベル:相手の悪いところばかりに目が向いて小言ばかり言う、家事への感謝・仕事への感謝の言葉がなくなる、女性は子ども至上主義になって夫は二の次になるなど

浮気相手との関係が深まると、本来のパートナーや家族よりも浮気相手に気持ちが動き、家にいても、そこに自分はいないような感覚になります。
最近は、10年前とは違い、浮気相手と出会う機会が増えています。SNSやマッチングアプリ、オンラインゲームなどから気軽に出会えるため、出会いと浮気のハードルが下がっているのです。

セックスレスからの再構築方法

セックスレス状態に陥っている夫婦やカップルが、関係を再構築するためにはどうすればよいのでしょうか。再構築の方法について具体的に説明します。

セックスレスの原因について話し合う

まずは、セックスレスがお互いの将来のためにも、大きな問題であることを理解して、セックスレスの原因について本音で話し合うことが大切です。
環境が悪い、周りが気になる、ムードがない、疲れているなど、お互いに本心を伝えて、セックスレスを解消するためにはどうすればよいか話し合いましょう。
環境や生活のすれ違いなどが問題の場合は、原因について話し合い、工夫をすることで簡単に解消できる可能性があります。

セックスについて本音で話し合う

セックスの行為自体に問題がある場合、さらに深い話し合いが必要となります。
例えば、男性側がAVのような行為やプレイを当たり前だと思い込み、AVのようなセックスをパートナーに強要しているケースなどです。

小室友里さんコメント

男性はAVのようなセックスをすれば女性は喜ぶと思い込み、女性は自分が性の吐け口にされているように感じています。
AVはあくまでも見てもらうための映像です。演者である女優、男優さんはプロとしての演技であり、一般的な男女のセックスとは違います。
セックスについて本音で話すことに抵抗を感じる方は多いかもしれませんが、お互いが気持ちよくセックスするためには、恥ずかしがらずに本音を話し合い、お互いを深く知る必要があります。

親としての性教育も同じです。日本では性教育をオープンにせず、言いづらいことや教えづらいことには蓋をしてしまいます。一般的に、夫婦関係が良好なことを恥ずかしがり、誤魔化すような言い方をしがちです。
もっとセックスを重要視してオープンに話し合うことが、セックスレス解消につながり、より良い夫婦関係、家族関係を築くことにもつながります。

セックスレス解消法を試してみる

お互い本音で話し合うことができたら、セックスレス解消のために、以下のようなことを試してみてもよいでしょう。

  • 自宅ではなく気分と環境を変えてラブホテルなどに行く
  • アダルトグッズの使用
  • 女性主体のAV鑑賞
  • コスプレ
  • 小室友里さんのラジオ「小室友里の夜サプリ」視聴
小室友里さんコメント

お互いに許せる範囲でのスキンシップから始めてみるのもおすすめです。

セックスレスと浮気の関係性

「セックスレス」と「浮気」は切っても切れない関係性があります。
「セックスレス状態が続いていて、話し合いをしようとしても、本音で向き合ってもらえない」「私に対して興味がなくなってきたように感じる」という場合、パートナーの浮気を疑った方がよいかもしれません。

「日本家族協会が実施した「JEX JAPAN SEX SURVEY 2020」によると、浮気・不倫経験があると答えたのは67.9%でした。2017年の同調査では37.0%だったので、ここ数年で大幅に増加していることがわかります。
不倫が原因でセックスレスに陥るケースも増えている可能性があると考えられます。逆にいうと夜の営みが上手くいっている夫婦は、浮気や離婚とは疎遠といえます。

浮気の可能性がある場合の探偵の活用術

パートナーの浮気が原因でセックスレス状態に陥っている可能性がある場合、探偵に依頼して、真実を知ることをおすすめします。
「探偵に依頼するのは、離婚を前提として慰謝料を請求するため」という認識をお持ちの方は多いかもしれませんが、実際に依頼をされるのは、夫婦関係の再構築を望んでいる方が多いです。その中には、セックスレスの現状に苦しんでいる人達もたくさんいらっしゃいます。
探偵に調査を依頼するメリットや探偵の活用術について具体的に説明します。

セックスレスの原因を知る

セックスレス問題を解決するためには、まずは原因を知ることが大切です。
パートナーの行動を調査し、今のパートナーを知ることが、根本的な解決につながります。探偵の行動調査は医者の診察と同様に原因を突き止めるためのものです。原因が明らかになれば適切な解決方法を探ることができます。

パートナーとの関係悪化を回避

浮気の事実がわからないまま、パートナーを問い詰めても、事実確認をとることができません。ほとんどの場合、はぐらかされる、嘘をつかれる、認めない、のいずれかです。
何度も問い詰めるうちに、パートナーから嫌がられ、逆ギレや暴力(DV)に発展するケースもあります。
問い詰めている本人も「なんで嫌味ばかり言ってしまうんだろう」「もしかして自分の思い過ごし?」「パートナーに私は合ってないのかも」などと悩むようになります。
自暴自棄になってパートナーとの関係性がさらに悪くなり、負のスパイラルに陥ることも少なくありません。
中には疑いを持ったまま行為におよび、性行為がうまくいかず、行為中に泣き出してしまい、余計にパートナーとの関係が悪くなるケースもあります。このような関係が続くと、ほとんどの場合は破局に向かいます。「本当は一緒にいたい」という気持ちを抱えながら、自ら真逆の結果を招くことになるのです。

本人から真実の告白を聞く

早い段階で、探偵に浮気調査を依頼して真実を知ることができれば、パートナーを言い逃れできない状況に追い込むことができます。
浮気の証拠を提示し、本人に「なぜ浮気をしたのか?」「相手とはどのような関係で、どのような気持ちを持っているのか?」という質問をぶつけて、本心を聞き出します。
証拠がなければ、浮気の事実さえ認めてもらえず、本心を聞くことはほぼ不可能ですが、言い逃れできない証拠を提示することで、本人から真実の告白を聞ける可能性が高くなります。
例えば、「最近、セックスに誘っても、嫌そうな顔をしていたから、つい誘われた相手と体だけの関係を持ってしまった」「マンネリ化したセックスに飽きてしまい、刺激的な行為をしたいと思ったけれどパートナーには言いずらかったから、他の相手に求めてしまった」など。

パートナーの本心を知った上で冷静な決断をする

本人の真実の告白を聞き、本心を知った上で、「このまま一緒にいていいのか?」「パートナーの気持ちを受け入れられるのか?」など、冷静に考えて、別れや離婚を選ぶのか、再構築を目指すのか決断することができます。
子どもがいる場合は、まずは子どもの将来のことをしっかり考えた上で、行動する必要があります。離婚に踏み切る場合、不貞行為(浮気)をした側が有責配偶者になり、有責配偶者からの離婚の申し出はできません。その間を今後の離婚準備期間として行動してください。
また浮気の事実を知った上で、再構築を考えるのなら、浮気の証拠を元になぜ浮気をしたのかなど、しっかり真実を聞き出して、セックスレスが原因であればお互いに解消するための努力も必要です。
夫婦生活を継続するためには、この機会にお互いに本当の気持ちをぶつけあって、お互いの気持ちを理解し、尊重し合うことが大切です。

再構築後のセックスレス対処法

二人でしっかり話し合ってセックスレスを解消し、関係を再構築できた場合、その後も良好な関係を維持するためには、どうすればよいのでしょうか。
再びセックスレスに陥らないための対処法を説明します。

再びセックスレスに陥らないための対処法

刺激のない日常生活を送っていると再びセックスレスに陥る可能性があるので、意識的に非日常的な時間を作ることがポイントです。
具体的には、以下のようなことが挙げられます。

  • 二人でラブホテルに行く
  • 二人だけで旅行に行く
  • お互いにマッサージをする
小室友里さんコメント

AVではなく医学的、倫理的知見から一緒に性について勉強するのもセックスレス対処法にはいいでしょう。「セックス=挿入、射精」との思い込みが強いのもレスにつながる原因の一つです。挿入や射精をしなくてもいいセックスを2人が覚えることで、セックスそのものへの負担が軽減されます。また、「何を言ってもこの時間だけはお互いに許そう!」と心理的安全性を保った状態で、素直な気持ちを伝え合う時間を持つこともおすすめです。すれ違ってしまったのは、お互いに「こんなこと言えない」と躊躇しあってしまった結果です。

円満な夫婦関係を維持するためのアドバイス

セックスレスを防ぐためには、円満な夫婦関係を維持することも大切です。
円満な夫婦関係を維持するためには、以下のことを心がけることをおすすめします。

  • 「おはよう」「行ってきます」「おかえりなさい」の挨拶を欠かさない
  • 「ありがとう」「美味しい」「ごちそうさま」など、日常的に感謝の言葉を伝える
  • 面と向かって話せないような気持ちは、手紙やメモ書きに書いて伝える
  • 喧嘩した時は反射的に言い返さないで、落ち着いてから(2日後くらい)に詰めた話をする
  • 記念日に花をプレゼントする
小室友里さんコメント

夫婦円満の秘訣に「親友のように振る舞う」ことが挙げられますが、親友がゆえにセックスができなくなるという落とし穴に落ちないようにしてもらいたいです。そのためには親友であるけど、お互いに踏み込まないこと。プライバシーはしっかりと担保した上で、話題に事欠かない共通の趣味を持つのが良いと思います。記念日の花束と仕事帰りのコンビニデザート。どちらも適宜応用して使っていくと、生活にハリが生まれます。

まとめ

今回は、セックスレスの原因、セックスレス状態を放置するリスク、セックスレスと浮気の関係、セックスレスからの再構築方法、探偵の活用術、再構築後のセックスレス予防法などについて、男女コミュニケーション専門家の小室友里さんにアドバイスをいただきながら解説しました。

夫婦間やカップル間のセックスレスは浮気の原因にもなり、二人が望んでいた幸せな将来の大きな障害になります。

探偵社に浮気調査を依頼する方の中にもセックスレスで悩む方は少なくありません。MJリサーチでは「トータルライフサポート」という経営理念のもと、調査だけではなく、ご依頼者様が本当に望む未来を実現するためのアフターケアに⼒を⼊れています。
カウンセリングは秘密厳守・無料で⾏っておりますので、お気軽にお問い合わせください。


監修者:小室友里(こむろゆり)

95年にグラビアデビュー後、トップセクシー女優に君臨し、総売上100万枚以上を記録して業界最盛期を牽引した。現在は、タレント、男女コミュニケーション専門家、セックスレス予防アドバイザーとして、マルチな才能を活かし活躍中。親しみあるキャラクターと、経験・知識を備えたアドバイスは、相談者から高い評価を得ている。
小室友里 official site

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この記事を書いた人
探偵 若梅

探偵調査員歴22年/探偵相続診断士、常人逮捕協力5回、刑事事件協力30回以上、テレビ出演15回、メディア取材多数/大手探偵社から独立し20年以上の経験を持つベテラン達を集め大手探偵社から独立。


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