探偵コラム

浮気

2025.10.15 2025.10.15

妻の浮気に気づかないふりをしても大丈夫?リスクと対処法を解説

この記事の要点

  • 妻の浮気に気づかないふりをする夫の深層心理として、平穏な家庭生活を維持したい、真実を知りたくない、言い争いが面倒、などが挙げられる
  • 妻の浮気に気づかないふりを続けると、精神的なストレスにより心身に不調をきたすリスクや、妻と浮気相手との関係が深まるリスクがある
  • 妻が浮気相手の子どもを妊娠して出産を選択した場合、離婚を切り出される、あるいは托卵(妻と浮気相手の子どもを自分の子として育てること)など、重大なリスクがある
  • 妻の浮気に気づかないふりを続ける適切な期間は1カ月程度
  • その間に、妻の浮気の証拠を収集し、今後の対処法について冷静に考えることが重要

「妻が浮気をしているかも」という不安を抱えながらも、気づかないふりをして過ごしている方は少なくありません。気づかないふりをすれば、今までと変わらない平穏な家庭生活を維持できるというメリットがあります。しかし、妻の浮気を放置し続けると、水面下で妻と浮気相手との関係が深まり、妻が浮気相手の子どもを妊娠するリスクも高くなります。実際、妻が浮気相手の子どもを出産し、夫は自分の子ではない子どもを育てる托卵(たくらん)というリスクが顕在化するケースもあります。そのような事態に陥らないためにも早めに対処することが重要です。

この記事では、数多くの浮気調査の実績と夫婦カウンセラーの資格を持つ探偵歴25年以上の私が、妻の浮気に気づかないふりを続けるリスク、気づかないふりをしている間にやるべきことなどについて詳しく解説します。

妻の浮気に気づかないふりをする夫の深層心理

なぜ多くの男性は、妻の浮気に気づきながら気づかないふりをしてしまうのでしょうか。まずはその深層心理について説明します。

平穏な家庭生活を維持したい

多くの男性にとって、家庭は社会的な生活や精神的な安定の基盤です。しかし、妻の浮気という事実は、その基盤を一瞬で崩壊させる要因になり得ます。
そのため、妻の浮気を知らないままでいれば、問題は存在しないのと同じだという思考に陥り、一時的な平穏を選ぼうとするのです。この心理は、夫が「家庭の守り手」としての役割を無意識に強く意識しているがゆえに生じる切実な心理状態といえます。
特に、子どもがいる場合、両親の不仲が子どもに与える影響を心配し、表面上だけでも平穏を保ちたいと考えるのは親として当然といえます。浮気に気づかないふりをすることで、現状を維持して、夫婦関係の破綻を回避できれば十分だと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、妻の浮気という夫婦間における重大な問題を放置することは、家庭の崩壊を招く危険性をはらんでいます。

真実を知りたくない

「妻が浮気をしているという事実を知りたくない」という心理も、気づかないふりをしてしまう理由の一つです。浮気が事実だった場合、妻に対する信頼が崩れ去り、深い悲しみや裏切りの感情に苛まれることになります。その感情を受け止める心の準備ができていないため、無意識に真実から目をそらしてしまうのです。
また、真実を知ってしまった後、自分はどうすればいいのか、この先の人生をどう歩んでいけばいいのかわからないという不安もあるでしょう。離婚するか、夫婦関係の修復を目指すかという重大な選択を迫られることを回避するため、真実を知らない方がいいと考える方もいらっしゃるかもしれません。

言い争いになるのが面倒

妻に浮気のことを追及した場合、言い争いや口論になる可能性があります。男性は、感情的な対立や、それに伴う家庭内の冷戦状態を嫌う傾向にあるので、言い争いを避けるために妻の浮気に気づかないふりをするケースも多いでしょう。
これは、家庭に「安らぎの場」を求めたいという深層心理によるものです。特に、仕事が忙しくてストレスを感じている人は、家にいるときくらいは平穏な環境でリラックスしたいと思うのは当然のことです。

妻の浮気に気づかないふりを続けるリスク

妻の浮気という夫婦間の深刻な問題を放置することで、一時的に平穏な家庭生活を維持することができますが、気づかないふりを続けた結果、事態が悪化する可能性もあります。妻の浮気に気づかないふりを続けた場合のリスクについて説明します。

精神的なストレスにより心身に不調をきたす

浮気に気づかないふりをしている間、ご自身の心は常に不安定な状態に置かれます。妻の些細な行動や言動に敏感になり、浮気の可能性を連想するたびに不安や怒りなどの感情がこみ上げてくるでしょう。
例えば、妻の帰宅が遅い日には「今頃、浮気相手の男と抱き合っているのだろうか」と疑ってしまうかもしれません。また、家の中でもスマホを肌身離さず持ち歩く様子を見たときに「浮気相手からの連絡を待っているのでは?」と疑心暗鬼になってしまうこともあるでしょう。
このような状態が続くと、睡眠障害、食欲不振、集中力の低下など、心身に不調をきたし、仕事にも悪影響が及び可能性があります。さらに、妻に対する不信感が募り、優しく接することができなくなり、夫婦関係が悪化するおそれもあります。

妻と浮気相手との関係が深まる

妻の浮気に気づかないふりをしている間に、妻と浮気相手は逢瀬を重ね、関係を深めていく可能性があります。妻は「旦那には浮気がバレていない」と安心し、浮気相手と会うことに対する罪悪感も薄れていきます。浮気相手と会う頻度が増え、一緒に過ごす時間が長くなれば、浮気相手に対して本気の恋愛感情を抱くようになるかもしれません。そうなると、夫婦の間ではセックスレス状態に陥るリスクも高くなります。

妻が妊娠する可能性も

妻と浮気相手が一緒に過ごす頻度が増えれば、妻が浮気相手の子どもを妊娠するリスクが高まります。妻が浮気相手の子どもを妊娠し、出産を選択した場合、状況は一気に深刻になります。
妻が浮気相手のことを本気で愛していて結婚したいと思っているなら、妻から離婚を迫られる可能性があります。また、妻が浮気相手の子どもを出産した後も現状のまま結婚生活を続けたいと思っている場合、夫は自分と血縁関係のない子どもを自分の子として育てることになります。これを托卵(たくらん)といいます。
托卵は、当事者の男性に、怒りや悲しみ、自己否定などの複雑な感情を引き起こし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やうつ病など、精神的な疾患の要因になることも少なくありません。法律上の親子関係を否定(嫡出否認や親子関係不存在確認の訴え)しない限り、養育費の支払い義務も発生し続けるため、経済的な負担も負うことになります。

気づかないふりを続ける適切な期間とやるべきこと

妻の浮気を長期間放置すると、上記のような重大なリスクが顕在化する可能性がありますが、初期段階で気づかないふりをするのは賢明な対応といえます。気づかないふりを続ける適切な期間と、その間にやるべきことについて説明します。

気づかないふりを続ける適切な期間は1カ月程度

意図的に妻の浮気に気づかないふりを続ける適切な期間の目安は1カ月程度です。「もう少し気づかないふりをして様子を見てもよいのでは?」と思われるかもしれませんが、時間が経つほど、妻と浮気相手の関係が深まり、さまざまなリスクが顕在化する可能性が高くなります。そのため、1カ月というリミットを設けることをおすすめします。

その間に証拠を集めて今後の対処法を考える

気づかないふりをしている間に、妻の行動を注意深く観察しながら、浮気の証拠を集めておきましょう。証拠を集めることで、事実を確認したうえで、適切に対処するための土台を築くことができます。 ただし、自分で尾行をしたり、スマホのロックを無理やり外そうとしたりする行為は、法律に抵触するリスクがあるので慎重に行動してください。自分で浮気調査を行う方法や注意点について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

浮気調査のプロである探偵に依頼すれば、客観的な証拠を安全かつ確実に集めてもらうことが可能です。「探偵に依頼をすると高額な費用がかかるのでは?」と思われるかもしれませんが、探偵に調査を依頼して客観的な証拠を入手し、妻の浮気相手に対して慰謝料を請求すれば、浮気調査にかかった費用を上回る金額の慰謝料を受け取れる可能性もあります。
探偵に浮気調査を依頼した場合の費用相場や1日の調査にかかる平均的な費用について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

また、気づかないふりをしている間に、自分の気持ちとしっかり向き合う時間を作り、妻の浮気が明らかになった場合、今後どうしたいのかを考えてください。今後のことを考えておくことで、妻の浮気の事実が明らかになったとき、怒りや悲しみなどの感情に任せて行動するのではなく、冷静に自分が望む未来に向けて対処できるようになります。
自分一人で考えても考えがまとまらない場合や、適切な対処法がわからない場合、信頼できる相手に相談するとよいでしょう。ただし、後悔しないためにも、相談相手は慎重に選ぶことが大切です。妻の浮気の相談先について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

まとめ

この記事では、数多くの浮気調査の実績と夫婦カウンセラーの資格を持つ探偵歴25年以上の私が、妻の浮気に気づかないふりを続けるリスク、気づかないふりをしている間にやるべきことなどについて詳しく解説しました。

妻の浮気に気づかないふりをすることは、一時的に平穏を保つための手段かもしれません。しかし、その状態を長く続けることは、あなた自身の精神的な健康を損ない、浮気相手との関係をさらに深めてしまうなどのリスクを伴います。そのようなリスクを回避するためにも、なるべく早い段階で、浮気調査のプロである探偵に相談することをおすすめします。

MJリサーチではLINEやメールなどで、妻の浮気調査に関する相談を受けています。また、「探偵に相談するのはハードルが高い」という方に向けて、銀座の探偵バー・BAR IRIS Linoでも相談に応じています。お酒を飲みながら、リラックスした雰囲気の中、浮気調査の経験を豊富に持つプロの探偵に相談できますので、お気軽にご利用ください。

※探偵に相談する際は事前予約が必要です。MJリサーチの公式サイト公式LINE公式Instagramなどからご連絡ください。

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この記事を書いた人
探偵 若梅

MJ リサーチ綜合探偵社 取締役

探偵調査員歴20年以上/常人逮捕協力、刑事事件協力、探偵相続診断士・夫婦カウンセラー
テレビ「NHK東海ドまんなか!゛頂き女子事件の深層”」、フランス公共放送「france24」出演、ラジオ、メディア取材多数


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