「中学生の娘がお小遣いで買えるはずのない高級ブランドのバッグや服などを身につけるようになって、なんだか怪しい。パパ活を疑った方がいい?」
「高校生の娘の帰りが遅い日が増えたけど、パパ活をしている可能性はある?」
「娘のTwitterの画面を見た時にパパ活をしていることが発覚!なんとか止めさせたいけれど、どうすればいい?」
このような疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大の影響が長引く中、手軽にお金を稼ぐためにパパ活を始める女性が急増しているといわれています。また、「パパ活」という言葉がSNSやメディアを通じて普及する中、パパ活をする女性の低年齢化が進んでいることが問題視されています。
弊社でも、中学生や高校生の娘がパパ活をしているか調べてほしいなどという依頼を受けることが増えています。
今回は、中学生や高校生の娘のパパ活を放置するリスク、娘のパパ活を止めさせる方法、経験豊富なプロに相談するメリットと注意点、プロに依頼した場合の流れと費用などについてまとめて解説します。
パパ活とは
「パパ活」という言葉を耳にしたことはあっても、親世代には馴染みのない言葉なので、実態がよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。若い女性の間で流行っているパパ活とはどのようなものなのでしょうか。
パパ活と援助交際や売春の違い
パパ活は、若い女性が自分の父親と同じくらいの年代の男性と食事やデートをすることで金銭的な支援を受ける活動のことをいいます。
パパ活は援助交際や売春と同じだと言われることもありますが、必ずしも肉体関係が必須ではなく、食事やデートだけで金銭を受け取れる場合もあるという点で援助交際や売春とは大きな違いがあります。
そのため、援助交際や売春のようなネガティブで暗いイメージはあまりなく、裕福な大人の男性と高級レストランで美味しい食事を楽しむだけでお金をもらえるなどという華やかな面がクローズアップされがちです。
パパ活の実態
最近は、「パパ活アプリ」と呼ばれる、パパ活をしたい女性と男性をマッチングするアプリがいくつも存在し、アプリをダウンロードするだけで手軽にパパ活を始めることができます。18歳未満はパパ活アプリの利用が禁止されているため、女子中高生はTwitterなどでパパを探すケースが多いようです。
パパ活をしたい男性のほとんどは40代後半以上で、若い女性と肉体関係を持つことを目的としています。余裕のある富裕層の男性が、夢を持つ若い女性を応援するためにプラトニックな関係を楽しむというイメージを持ってパパ活を始める女性もいるようですが、パパ活をする男性のほとんどが若い女性との肉体関係を求めているのが実態です。
中学生・高校生の娘のパパ活を放置するリスク
中学生や高校生の娘がお小遣いで買えるはずがない高級ブランド品を身につけるようになった、帰りが遅い日が続いている、外泊が増えた、親子の会話が減ったなどの状況から、「もしかするとパパ活をしているかも」「なんだか怪しい気がする」と不安になる親は多いようです。
嫌な予感がしつつも、「うちの娘は美人で賢いから、パパ活をしているとしても、年配の紳士的な男性と食事してお小遣いをもらっているだけだろう」「うちの娘はしっかりしているし、危険なことは避けるはず」などと自分に言い聞かせて、放置してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、まだ未熟な中学生や高校生が安易にパパ活を始めて、想定外の重大な被害に遭うことは少なくないため、放置するのは危険です。放置することにより、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。
性犯罪の被害に遭う危険性がある
パパ活で、「大丈夫。何もしないよ。」という男性の言葉を信じてついていき、無理やり性行為をされるという被害に遭う女性は少なくありません。一見、紳士的で大人の余裕を感じさせる男性でも、未成年の少女との性行為が目当てでパパ活をしている男性は多いのです。
飲食店で女性がトイレに行っている間に女性の飲み物に睡眠薬などを混入し、女性が心神喪失状態の間に性行為に及ぶという悪質なケースも複数報告されています。
2020年1月には、東京都墨田区内のホテルで、パパ活で知り合った10代の女性に、心療内科で処方された睡眠薬を飲ませて心神喪失状態にした上で性行為をし、証拠隠滅のために女性のスマホを盗んだ49歳の男性が強盗・強制性交等の容疑で逮捕されました。
この事件で逮捕された男性は、2017年頃から約3年間に渡り、東京や埼玉で50人以上の女性に対して同様の手口による性犯罪を繰り返していたそうです。つまり、50人以上の女性が、性犯罪の被害にあっても泣き寝入りをしていたということになります。日本では警察に届け出をするレイプ事件の被害者は氷山の一角だと言われているので、想像以上に多くの女性が同様の被害に遭っているかもしれません。レイプの被害に遭った場合、精神的なショックを受けるだけではなく、妊娠や性病などのリスクを負うこともあります。
盗撮や脅迫等の犯罪の被害に遭うリスクも
また、パパ活をしている女性が、裸の写真や性行為中の動画を盗撮される事件も増えています。盗撮した写真や動画をネットやSNS上に公開すると脅迫されて、本人が望まない性行為や交際を強要されるケースも珍しくありません。
他にも、暴力、ストーカー、誘拐などの犯罪につながる可能性もあります。件数は少ないですが、パパ活が殺人という取り返しのつかない重大な犯罪を招いた事例もあります。
警察に補導される可能性も
女子中高生の間でパパ活が急速に広まり、18歳未満の少女が性犯罪などに巻き込まれる事例が増えていることから、警察はサイバーパトロールを強化しています。サイバーパトロールとは、ネットやSNSを悪用した犯罪の対策や捜査のことです。具体的には、ネットやSNS上でパパ活をしている中高生を発見し、私服警察官がパパになりすまして会う約束をして待ち合わせ場所で補導するというパターンが多いようです。
補導されたことが学校に知られることは基本的にはありませんが、補導されるということは危険な事件に巻き込まれる可能性がある行為をしたということを意味します。
警視庁少年育成課が公開している「インターネット・スマートフォン等のトラブルから子どもたちを守るために」というページの中には、サイバーパトロールを通じて補導された少女の具体的な事例として以下のようなケースが紹介されていました。
“D子は(16歳、高2)は、友達に誘われて、いわゆる「パパ活」をしました。会ってご飯を食べるだけでお金がもらえるので、手軽なバイトだと思っていました。最初は一緒にカラオケしたり食事をするだけでお金をもらえましたが、相手に「お前のやっていることを周りにばらすぞ」と脅されて、ホテルに連れて行かれ、わいせつな行為をされてしまいました。
大きな精神的ダメージを受ける
10代前半から後半の思春期は、心身ともに子供から大人に成長していく大切な時期で、感受性が強く、情緒不安定になりやすい時期でもあります。そのような時期に、性犯罪などの被害に遭ってしまった場合、非常に深い精神的ダメージを受けることになります。
人前では平気なふりをしていても、内心は深く傷つき、自分を大切に思えなくなる可能性もあります。中には、リストカットなどの自傷行為を繰り返す、危険な薬物に手を出して中毒になるなど、深刻な事態に発展するケースもあります。
金銭感覚が麻痺する
性犯罪などの被害に遭うことなく、年配の紳士的な男性と食事やデートをするだけで安全にお金を稼いでいた場合でも、金銭感覚が麻痺するというリスクがあります。パパ活は、一般的なアルバイトなどよりも格段に割がいいため、金銭感覚が狂うのです。
パパ活のパパには、以下の2つの種類があります。
- 月極パパ:一月に会う回数とお手当の金額を決めて契約するパパ
- 都度パパ:会うたびにお手当を受け取るパパ
月極パパは、定期パパと呼ばれることもあり、お互いが合意したお手当をパパが毎月支払うというルールになっています。月に4回会う契約で月20万円~30万円程度ということも多く、月に4回パパとデートするだけで普通の会社員と変わらない金額を稼げることになります。
そのため、パパ活を長く続けている女性の中には、金銭感覚が狂って、普通の仕事ができなくなったという方は多いです。パパ活を続けてきた女性の中には、パパ活で稼げない年齢になったら水商売や風俗などの仕事をするしかない状況に陥る人も少なくないと言われています。
また、パパ活市場には次々と若くて美しい女性が参入してくるため、常に美容や服装など外見に気を遣わなければならず、その費用を稼ぐためにパパ活をするという悪循環に陥ってしまう女性もいるようです。
娘のパパ活を止めさせる方法
娘のパパ活を放置するリスクについて説明しましたが、このような危険だらけのパパ活を止めさせるためにはどうすればよいのでしょうか。
娘がパパ活をする本当の理由は?
娘のパパ活をやめさせるためには、なぜパパ活を始めようと思ったのか、本当の理由を理解する必要があります。
中学生や高校生がパパ活を始める表面的な理由としては、以下のようなことが挙げられます。
- 楽しみながらお金を稼げそうだから
- お小遣いがたくさん欲しいから
- 友達がやっているから
警視庁少年育成課がサイバーパトロールを通じて補導された中高生の少女212人を対象として実施した調査では、サイバーパトロールを通じて補導された少女達は、一般的な中高生の女子と比べて、「毎日がヒマだ」「一人でいると落ち着かないことがよくある」と回答した人数が明らかに多いという結果が出ています。
つまり、自分を認めてくれる人や自分の居場所を求めてパパ活を始めた可能性があるのです。パパ活を始めた本当の理由については、本人に自覚がない場合や、言語化できていない場合もあるため、探るのは難しいかもしれません。
娘と本音で話ができる場合の対処法
親子関係が良好で、娘さんと向き合って本音で話ができる場合は、まずはパパ活の危険性を理解してもらい、「自分を大切にしてほしい」というメッセージをしっかり伝えましょう。その際、娘さんを責めるような口調や表現は一切控えて、なるべく優しい口調で穏やかに話をすることを心がけてください。具体的な伝え方について説明します。
1.パパ活のリスクを理解してもらう
前述した通り、パパ活はメディアやSNSなどで「高級レストランで男性と食事をするだけでお金を稼げる」という華やかな面だけがクローズアップされることも多いです。そのため、娘さんは、「高級レストランに連れていってもらえる」、「年配の男性とデートするだけでセレブな生活ができる」など、パパ活に対して良いイメージしか持っていない可能性もあります。また、中高生という年頃は、大人の世界を覗き見したいという好奇心を抱く時期でもあります。パパ活をすることで大人の世界を体験してみたいという興味本位からパパ活を始めようと思った可能性もあるかもしれません。
この場合、見ず知らずの男性と会うことによりどのような危険があるかを具体的に説明して、理解してもらうことが大切です。本人がどんなにしっかりしていても、飲食店で席を立った時に飲み物に睡眠薬を混入されて心神喪失状態で密室に連れ込まれた場合、助けを求めることはできないということも説明し、理解してもらいましょう。
2.「自分を大切にしてほしい」というメッセージを伝える
パパ活のリスクを具体的に伝えた上で、パパ活のような危険な行為を避けることは自分自身を大切にすることにつながるということを説明してください。
- あなたが娘さんのことをかけがえのない存在として大切に思っていること
- 将来、一生を共にしたいと思える大切なパートナーと出会った時に後悔するようなことは絶対にしてほしくないと思っていること
娘と本音で話すことが難しい場合の対処法
思春期の子供の子育ては誰にとっても難しいものです。親子関係が良好とは言えない状況で、「娘としっかり向き合って話をする自信がない」、「娘が私の言うことを素直に聞いてくれるとは到底思えない」という方もいらっしゃるかと思います。
そのような場合、娘のパパ活を止めさせる方法がわからず、誰にも相談できず、途方に暮れてしまうかもしれません。しかし、問題を放置してしまうと、娘さんが危険な目に遭う可能性が高くなるばかりです。
娘がパパ活をしている可能性があるけれど、本当にパパ活をしているのかわからないという場合、まずは事実を知るために、未成年の少年少女の問題や素行調査の実績を豊富に持つ探偵社に相談することをおすすめします。
経験豊富なプロに相談するメリットと注意点
豊富な実績を持つ探偵社に娘のパパ活の問題を依頼することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。具体的なメリットと注意点について説明します。
娘のパパ活の実態を調査できる
娘がパパ活をしている可能性があるけれど、実際どうなのかわからないという場合、まずは本当にパパ活をしているかどうか確かめる必要があります。ただし、「最近、ブランド品をいっぱい持ってるけど、パパ活とかしてないでしょうね?」などと直球で聞いても、「私がパパ活なんてするわけないでしょ!」などと返され、警戒されてしまう可能性が高いでしょう。
しかし、未成年の少年少女の問題や素行調査の実績を豊富に持つ探偵社に依頼すれば、本人に気づかれることなく迅速に実態を調べてもらうことが可能です。Twitterで本人のアカウントを特定し、おとり調査を行うこともできます。ほとんど家に帰ってこない場合でも、経験豊富な探偵社はエリアごとに未成年の若者が集う場所や行きそうな場所を把握しているため、迅速な調査が可能です。
根本的な問題解決に向けたサポートをしてもらえる
娘がパパ活をしているのは明らかだけれど、十分にお小遣いを与えているのになぜパパ活をするのか理由がわからないという場合もあるかと思います。前述した通り、パパ活をする本当の理由は、本人自身も言語化できていないこともあり、探るのは難しいかもしれません。しかし、娘のパパ活を止めさせて再発を防止するためには、本当の理由を探り、根本的な問題を解決する必要があります。
親子間の話し合いにより、問題の根本的な解決が難しい場合、探偵社が連携している家族カウンセラーや問題を抱えた思春期の少女をサポートしているNPOなど専門家のサポートを受けることで問題解決につながる可能性があります。
プロに依頼した場合の流れと費用
探偵社に依頼した場合のカウンセリングから調査までの流れや費用は、依頼先によって大きく異なります。
参考までに弊社にご相談いただいた場合の基本的な流れと費用について説明します。
カウンセリングから報告書提出まで
弊社の公式サイトの無料相談電話、メール、LINEなどからご連絡をいただいた場合、その後は基本的に以下のような流れで進行します。
まずは、専任カウンセラーによるカウンセリングを行い、依頼者様の現状やご希望について整理させていただきます。オンラインでのカウンセリングをご希望の場合は、Zoomなどを利用して行います。
娘さんの生活状況や調査の目的などにより調査プランは異なるため、依頼者様の現状、ご希望の調査内容などについて丁寧にお話をお伺しています。
カウンセリングでお伺いした依頼者様の現状とご希望を踏まえて、調査方法をご提案し、お見積もりを提示させていただきます。調査内容や料金についてのご不明点がある場合、ご質問いただければ丁寧に回答させていただきます。
また、ご予算が限られている場合は、ご予算に応じて調査内容をカスタマイズし、費用を調整することも可能です。
調査方法と調査料金にご納得いただけましたら、探偵業法で定められた契約書を交わし、契約させていただきます。
経験豊富な調査員が必要に応じた人数でチームを組み、連携を取りながら、質の高い調査を実施します。
調査完了後、調査内容と写真を時系列でまとめた報告書をご提出し、調査結果を報告させていただきます。
調査が完了した後、ご依頼者様のご希望に応じて、問題や課題の解決に向けたアフターフォローを行います。弊社は、「トータルライフケア」を経営理念に掲げ、ご依頼者様が本当に望む未来を実現するためのアフターフォローに力を入れています。 弊社では、娘のパパ活などの問題でお悩みのご依頼者様が、根本的な問題解決を図り、娘さんの健やかな成長をサポートできるよう、家族カウンセラーやNPO(非営利団体)などと連携し、必要に応じて娘さんとご家族の幸せな将来を見据えた質の高いアフターケアを提供できる体制を整えております。 弊社が連携しているbondプロジェクトは、自傷行為や摂食障害など深刻な問題を抱えている少女や家や学校に居場所がないと感じている10代~20代の少女の話を聞き、必要に応じてシェルターで保護する等のサポート活動をしているNPO(非営利団体)です。活動の原点は、誰にも相談できず生きづらさを感じている彼女達に、「大丈夫、一緒に考えよう」という一休みの時間を提供したいという思いだそうです。
費用の相場は?
料金システムは探偵社によって様々ですが、弊社では、広告費などの無駄な経費を徹底的に削減し、基本料金と調査員の人件費(調査員1名・1時間あたり9,900円)というシンプルで明瞭な料金システムを採用しています。
費用の総額はご依頼者様の現状やご希望の調査内容によって異なるため、丁寧なカウンセリングを実施した上で見積もりを提示し、ご納得いただいた上でお支払いいただいております。弊社では、上記③のご契約まで、料金は一切いただきません。
弊社で実施したパパ活関連の調査事例
弊社では、「中学生の娘がパパ活をしているようなので調べてほしい」「高校生の娘がバイトをしているわけでもないのに高級ブランド品をたくさん持っているのが気になるので何をしているのか本当のことを知りたい」などという相談や依頼を多数受けており、様々な案件の調査やアフターフォローを行ってきました。具体的な事例を二つご紹介します。(ご依頼者様のプライバシー保護のため、一部の内容を他の事例と差し替えています。)
高齢の男性とパパ活を繰り返していた女子高生の事例
1.相談の概要
最初にご紹介するのは、高校生の娘がパパ活をしているかもしれないので、娘の行動を調べてほしいという依頼を受けた事例です。 この娘さんは、普段は普通の生活をしているけれど、バイトもしていないのに高級なブランド物たくさん持っているため、両親が不審に思い、パパ活の可能性を疑ったとのことでした。
2.調査の内容と結果
娘が本当にパパ活をしているかわからないとのことでしたので、外出する娘さんの後を追尾して、素行調査を行いました。調査の結果、連日、複数の男性と食事をするという行為を繰り返している実態がわかり、相手の顔や表情が鮮明に写っている写真や会話の内容などを時系列に調査報告書にまとめました。相手の男性は60代以降と思われる高齢の方ばかりで、並んで歩く姿は親子のようにも見えました。男性とはレストランなどで食事をするだけで、調査期間中にホテルに行くことはありませんでした。
3.調査後の展開とアフターフォロー
ご両親は、娘さんが売春行為をしていなかったことにほっとしたご様子でしたが、今後も不特定多数の男性と会うことを繰り返すと危険な目に遭う可能性があることを本人にしっかり伝えて男性と会うのを止めさせたいとおっしゃっていました。 アフターフォローのご要望をお伺いしたところ、まずは家族間で話し合いをしたいとのことでしたので、アフターフォローは実施しませんでした。
家出・パパ活を繰り返していた女子高生の事例
1.相談の概要
次にご紹介するのは、保護観察中に家出した高校1年生の娘を探してほしいというご夫婦から依頼を受けた事例です。現在、高校1年生の娘さんは、中学生の頃から家出を繰り返し、未成年のたまり場として知られる新宿歌舞伎町のトー横(TOHOシネマズ新宿の横)や友人宅などに入り浸り、パパ活で生計を立てていたそうです。当時は警察に補導されて保護観察中だったにも関わらず、再び家出してしまったとのことでした。
2.調査の内容と結果
息子さんの奥様による育児放棄が危ぶまれるとのお話をお伺いしたため、虐待の可能性なども視野に入れて、お孫様の生活状況に重点を置いて調査を実施しました。調査の結果、息子さんの奥様が、自分の趣味や友人達との交流のために深夜まで子供を連れ回している実態がわかり、時系列に調査報告書にまとめました。
お孫様の生活状況を確認したいというご要望もいただきましたので、お孫様の表情が鮮明にわかる写真と動画を撮影しました。
3.調査後の展開とアフターフォロー
ご夫婦は以前から仲が悪く、娘との接し方を巡って夫婦喧嘩が絶えないとのお話でしたので、このままではまた娘さんが家を出てしまう可能性があると判断し、再発防止のためのアフターフォローの提案をさせていただきました。
お話をお伺いしたところ、妹さんが、家出を繰り返す姉を心配して「お姉ちゃん行かないで」と何度も泣いていたとのことでしたので、妹さんからお姉さんにbondプロジェクトへの相談を促してもらうことを提案しました。
夫婦仲が悪いなど家庭環境に問題がある場合や、両親の言うことを素直に聞けない場合でも、兄弟や親友など、身近に重要な役割を果たすことができるキーパーソン的な人物が存在することがあります。本人のことを大切に思っており、本人もその人物を信頼しているというキーパーソンを見つけて、適切な第三者機関への相談を促すことにより、根本的な解決を目指せる可能性もあるのです。
まとめ
今回は、中学生や高校生の娘のパパ活を放置するリスク、娘がパパ活をする理由と適切な対処法、プロに娘の素行調査を依頼するメリットと注意点、プロに依頼した場合の流れと費用などについてまとめて解説しました。
娘のパパ活に気づいても、どうしてよいかわからず、しばらく様子を見ようと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、時間が経つほど、性犯罪の被害などに遭う可能性が高くなります。親として大切な我が子を守るためにも、早めに適切な対応を行うことが大切です。
娘さんは、本当はパパ活がしたいわけではなく、漠然とした孤独感や不安を感じ、自分の話を聞いてくれる誰かを求めているだけかもしれません。根底には、「本当の自分を認めてくれる大人と出会いたい」、「自分の居場所が欲しい」という切実な思いがあるかもしれないのです。
娘がパパ活をする本当の理由を探りたくても、本音を聞き出すのは難しいと思われる方もいらっしゃるかと思います。親が思春期の子供と本音で話し合いができないというケースは少なくありません。夫婦関係がうまくいっていないなど親が問題を抱えている場合もありますし、子供が「親の前ではいい子でいたい」「親に心配をかけたくない」などという思いから本音を話せない場合も多いです。
子供の本音を聞き出すのが難しいと感じた時は、一人で問題を抱えずに、思春期の少女の問題と向き合ってきた経験を豊富に持つプロに相談することが大切です。
弊社は、「娘のパパ活を止めさせたいけど、どうすればいいかわからない」という方を全力でサポートしたいと考えております。経験豊かなスタッフが一人ひとりのお話を丁寧にお伺いした上で、適切な対応や、娘さんの健やかな成長と幸せな未来を見据えたアフターフォローをご提案しております。カウンセリングは秘密厳守・無料で行っておりますので、安心してご相談ください。
2009年設立。女性スタッフが、虐待、家出、貧困など様々な困難を抱えて「居場所がない」と感じている10代20代の女の子の心に寄り添い、「聴く、伝える、繋ぐ」をコンセプトとして活動中。